プラス心臓病

心臓のリハビリ

心臓のリハビリ
リハビリ,リハビリテーション

「心臓のリハビリテーション」と聞いてもいまいちピンとこない人も多いかも知れません。
しかし、バイパス手術やインターベンション治療を受けても、その後、狭心症や心筋梗塞、不整脈等の発作が再発しては元も子もありません。これを防ぐ為には、心臓の機能を向上させるリハビリテーションが一番の近道です。
心臓のリハビリには様々な種類がありますが、回復期には病棟を歩く所から始めます。健康保険も一定期間適用されるので、自分の生活を見直すチャンスとして焦らず取り組みましょう。


インターベンションの術後

入院からの流れ

カテーテル治療を受ける1〜2日前から入院し、負荷心電図や心エコー、カテーテル検査等を行います。手術自体は2〜3時間以内で終わりますし、状態に問題がなければ術後1〜2日で退院する事が可能です。
そのため、リハビリは自宅で行う事が中心で週に数回病院で指導を受ける形になります。
また、あまり多くはありませんが、通院できる心臓のリハビリを行う認定医療機関があります。こういった施設を利用するのもリハビリを長続きさせる良い方法です。

リハビリに適した運動

体に負担の少ない治療とはいえ、それまでにも心臓に負担をかけ続けてきたわけですからゆっくりと心臓を鍛えられる有酸素運動が適しています。
中でも、負担の少ないスローウォーキングやストレッチ、水中ウォーキング等が進められます。
また、適した運動や時間は個人の能力や体力、心臓の状態によっても違ってきます。
負荷心電図等の検査を定期的に続ける事で、その時自分に適した運動やリハビリを医師や理学療法士と協力して進めていくようにしましょう。

注意したいポイント

カテーテルを使った「冠動脈インターベンション治療」は体に負担が少ない手術として広く活用されています。そのため、比較的早い段階から運動を取り入れたリハビリを開始する事が出来ます。
あまり長期間入院している必要がないので、インターベンション治療を行うきっかけとなった心臓の病気の原因や症状を忘れてしまいやすい状況とも言えるかもしれません。
しかし、早い段階から負担の少なくなった心臓のリハビリをしっかり行う事で、再発のリスクを下げ発作や心臓病の症状に怯える事のない生活を目指しましょう!

バイパス手術の後

術後は食生活の見直しからスタート

バイパス手術は、最も再発の可能性が低い治療方法ですが、体に大きな負担がかかります。
カテーテル治療のリハビリと大きく違うのは、手術後2〜3日はベッドに座ることからリハビリが始まる点です。心臓病の状態にもよりますが、術後1週間はCCUやICU等の治療室で経過の観察が行われます。
次の1週間では、一般病棟に移りますが検査を行いながら、立ち上がったり歩いたりすることがリハビリとなります。
この期間は、体を動かすより心臓に負担のかからない食生活になれる事が、リハビリと考えると良いかも知れません。

動けるようになったら

一般病棟に移ってから通常2〜4週間に退院となりますが、それまでの間は理学療法士が検査結果から判断した適切な量の運動を行います。
通常は、アルク距離を伸ばしていくというものですが、問題なく歩けるように訓練する事が入院中のリハビリとなります。
退院した後も週に4〜5日は病院へ通い、検査や運動療法の取り入れ方の指導を受けると良いでしょう。


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