プラス心臓病

薬物療法

薬物療法
薬物療法

狭心症、心筋梗塞、不整脈等の心臓の病気には薬を使った治療が欠かせません。クスリの使用には、改善する、進行を食い止める、再発を予防する、症状の原因の治療を行う、という目的があります。
また、クスリには副作用ある事も忘れてはいけません。その為、同じ疾患に効果的なクスリでも、何種類もある中から疾患者に最も適した物を処方します。また、治療効果や疾患者の状態によって種類や服用方法が変わる場合もあります。
薬物療法を効果的に進める為には、医師の指示に従い、体調の変化などは細かく医師に伝える事が大切です。


不整脈

効果と目的

不整脈の中でも、主に頻脈性不整脈に対して薬物療法は有効的だといわれています。
この頻脈性不整脈に対して使われるクスリには、心筋の電気的興奮を抑えるタイプと交感神経の興奮を抑えて心拍が過剰に早くなるのを防ぐタイプがあります。
どちらのタイプも、不整脈の発作症状が発生するのを未然に防ぐ目的があり、「抗不整脈薬」と呼ばれています。
また、不整脈を引き起こす原因には心因性ストレス性のものもあります。そのため、「精神安定薬」が処方される場合もあります。

抗不整脈薬

抗不整脈薬は、上質性期外収縮、心室細動、心室頻拍、心房細動、発作性上室性頻拍などの発作が起こらないようにするくすりです。
電気的興奮を抑えるタイプには、ナトリウムチャンネル、カリウムチャンネル、カルシウムチャンネルの3つのタイプがあります。
その3タイプの中にも様々な種類のクスリが開発されていますが、どれにも副作用がある事は確かです。抗不整脈の副作用が別の不整脈症状であることも珍しくありません。そのため、副作用をできるだけ防ぐ研究・開発が現在も行われています。

精神安定薬

心臓の機能に異常が起こる最も大きな原因がストレス、というケースは少なくありません。ストレス性の不整脈疾患者の中には、生活習慣の改善と共に”精神安定薬”を服用すると、それだけでも不整脈の発作がピタッとおさまってしまう場合もあります。それだけストレスは体におおきな負担となっている事がわかります。
“精神安定薬”だけでは発作が治まらない場合には、ストレスと深いかかわりのある交感神経に働きかけるβ遮断薬を使うと効果が現れるケースも多く見られます。

狭心症・心筋梗塞での薬物療法

種類と特徴

狭心症や心筋梗塞といった虚血性の心臓疾患では、症状と血管の状態に合わせて色々なタイプのクスリを併用して治療に使います。
血栓や粥腫によって狭窄が起こっている血管部分の血流を改善する為には、血管を広げる作用のある「硝酸薬」や粥腫が血液に触れてかたまるのを防ぐ「高血小板薬」「抗凝固薬」が欠かせません。
また、狭窄や発作によって心臓へかかる負担を減らす為には、交感神経に働きかける「β遮断薬」や血圧を下げる効果のある「ACE阻害薬」が使われます。

相互性の悪い食べ物がある事を知っておこう!

狭心症や心筋梗塞の治療に使われる薬は、その成分が食物と反応して薬の効果が強くなりすぎたり、逆に効果を弱めてしまう場合があります。
特に、ペースメーカーの手術前に処方される事も多いワルファリンは、ビタミンKとの相性が良くありません。代表的な食べ物には納豆やグレープフルーツ、ホウレンソウ等の緑黄色野菜、海苔やわかめ等の海藻類等があります。
薬物療法がおこなわれる場合には、注意したい食べ物や飲み物についても医師に確認する事が大切です。


PLUS