プラス心臓病

胸部X線・超音波

胸部X線・超音波
胸部X線,超音波

胸部X線は、心臓の形や大きさだけでなく肺や冠動脈の状態も見る事ができます。超音波は、「心臓エコー」と呼ばれ、動いている心臓の内部をリアルタイムにみる事が出来ます。カテーテル検査程詳細ではありませんが、体にかかる負担が少なく短時間で症状が現れる場所やその範囲をある程度の状態を調べる事が出来るため、健康診断や人間ドックでも行われています。また、心臓疾患の基本的な検査としてだけでなく、他の疾患の有無についても調べられるのが利点です。


胸部X線検査(レントゲン)とは

検査方法

レントゲンの透過特性から、通常は正面と左側面から撮影して状態を確認します。2方向から撮影する事で心臓・肺・大動脈の形や大きさ、状態を把握する事が出来ます。
撮影する際には、いったん肺の空気を吐き出し、再度大きく吸い込んだ所でいったん息を止めその状態で撮影します。
肺に空気を入れて膨らませた状態になっていないと、肺の大きさに対し心臓が大きく映り、心肥大や心拡大と誤解されやすいので、撮影時にはしっかり息を吸い込むことが大切です。

この検査でわかる疾患・異常

X線写真は白黒で、空間が黒く、水分がある部分は白く映ります。つまり肺は黒く、心臓の影は黒く映る事になります。この心影から心臓の大きさや形を判断し、心肥大や心拡大の可能性や心不全、肺のうっ血状態があるかがわかります。
動脈硬化が進行していると大動脈が太く大きくなっているため、動脈硬化の進行具合や狭心症・心筋梗塞が起こる可能性も判断する事が出来ます。同じ様に大動脈の拡大がみられる疾患には、大動脈瘤等もあります。

注意点

エックス線撮影で使用されるレントゲンは、胎児に影響を与える可能性があります。そのため、心臓疾患の検査が必要でも、妊娠中やその可能性がある人はこの検査を受けられない場合があります。
検査時にはアクセサリーや金具のついた下着類を外す必要があります。病院で検査を受ける事があらかじめ分かっている場合には、脱ぎ着のしやすい服装にしておくと良いでしょう。
また、骨折治療の為に体内に器具を装着している場合や、ペースメーカーを付けている人は初めに医師や技師に伝えておく必要があります。

超音波検査(心エコー)とは

検査方法

心エコー検査は、プローブという器具を体の外側から当てて内部の様子を画像で診断するものです。プローブは色々な角度に動かせるため、胸部の様々な角度から内部の様子を確認する事が出来ます。動いている心臓や肺、血管をそのまま画像として映し出せるほか、心臓の内部を輪切りにしてみる事もできます。そのため収縮期・拡張期の心室・心房の大きさの変化や壁の厚さをみることも可能です。
また、心臓内の血管の流れを分かりやすく見られるようになった「超音波ドップラー法」という方法もあります。

この検査でわかる疾患・異常

超音波によって、右心室・右心房・左心室・左心房という心臓内の4つの空間と、それを遮る中壁、弁大きさや形状、動きをみる事が出来ます。
弁の動きが正常でない場合には弁膜症、心筋が分厚くなっていれば心肥大が、心筋梗塞や狭心症によって虚血状態になっている部分や異常部位を確認する事が出来ます。


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