プラス心臓病

不整脈

不整脈とは
不整脈

不整脈は、心臓の収縮と拡張リズムを作っている電気信号と刺激のメカニズムに異常が起こり、様々な症状が現れる心疾患です。不整脈には様々な種類があり、非常に危険なタイプから、治療の必要はないと判断されるタイプもあります。また、血栓ができやすく心筋梗塞や脳梗塞の原因となる可能性が高いタイプもあります。
このように、比較的危険性の高い疾患という認識があり、不整が原因で住宅ローンを組む際に必要とされる団信保険に加入できなかったという人もいました。
では、不整脈とはどんな病気なのでしょうか?


不整脈が起こるメカニズム

心拍リズムの乱れ

心臓の拡張と収縮は、洞結節が発生させた電気信号が電気刺激として刺激伝導系を伝わり、心筋・弁が動かされて起こります。電気刺激は、心筋壁から房室結節を仲介し、ヒス束、左脚、右脚、プルキンエ繊維を通る「刺激伝導系」というシステムで心臓全体に伝えられています。これにより、正常であれば600〜700回/分程度のペースでタイミング良く収縮と拡張が行われています。
不整脈は、「刺激伝導系で正常に刺激が伝わらない」もしくは「洞結節以外の場所で余計な電気刺激が発生」することで心拍が乱れた状態です。

脈拍が早い「頻脈性不整脈」遅くなる「徐脈性不正出血」

不整脈には色々なタイプがあります。乱れ方でみると、通常よりゆっくり拍動する「徐脈性不整脈」とリズムが早くなる「頻脈性不整脈」に別ける事が出来ます。
頻脈性不整脈では、ブロックによるリエントリーが原因となって症状が出ているタイプが多くみられます。

症状

不整脈が起こると、脈がドキドキと早く打つように感じたり、突然ドクンと強く脈拍を感じるといった自覚症状が多く表れます。また、一定のリズムではなく脈が飛んだように感じる事もあります。
しかし、こういった脈拍の自覚症状が全く現れない”脚ブロック”や”異所性調律”、”早期興奮症候群”というタイプもあります。
また、不整脈が起こると息苦しさや不安感、空咳、冷や汗等の身体的な症状が出るのも特徴といえます。

原因

電気信号の伝達異常

洞結節で発生した電気刺激が刺激伝導系のどこかで情報が途切れてしまったり、何らかの理由で遮断される事で引き起こされる疾患です。これを「ブロック」といいます。
ブロックが起こる場所は決まっておらず、起こる場所で不整脈の状態やパターンも変わります。
また、伝達異常には「リエントリー」と呼ばれるものがあります。電気信号が送られる経路が2通り以上ある場所で一方方向のブロックが起こり、刺激伝導に遅延が起こることで、電気信号がぐるぐると同じ場所を周り続けてしまう事で起こります。

電気信号の異常発生

通常、電気信号を作り出しているのは洞結節ですが、心臓という重要機関では洞結節以外の場所でも電気刺激が作りだせるバックアップシステムが備わっています。洞結節に問題が起こった場合にそのシステムが作動するようになっていますが、洞結節が機能しているにも関わらず他の場所で電気信号が発生して拍動に異常が生じる「期外収縮」という不整脈もあります。
また、洞結節自体の機能が低下する「洞性徐脈」、異常に高まる「洞性頻脈」も電気信号の発生異常による不整脈です。

不整脈の種類と特徴

危険性の高いタイプ

不整脈以外にも狭心症や動脈硬化などの心疾患がある人にとっては注意が必要なのが「心室性期外収縮」や「心室細動」です。特に心室細動は血栓を作り出してしまう不整脈なので脳梗塞や心筋梗塞とも深い関わりがあります。
また、ペースメーカーを使った治療や処置が必要とされるタイプには、洞不全症候群、脚ブロック、房室ブロック等があります。

危険性の低いタイプ

上室性期外収縮と呼ばれる不整脈は、精神的もしくは一時的な身体疲労による事が多く特治療の必要が無いと判断されることが一般的です。
また、上室性頻拍も、睡眠不足や過労、たばこやさけなどの生活習慣が原因となっているもので、心臓の疾患が無く健康ない人にも起こるタイプです。しかし、長期間続くと失神したり呼吸困難の症状が現れることもあります。こういった場合には病院での治療が必要となります。


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