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心筋梗塞の検査と治療

心筋梗塞の検査と治療
心臓

心筋梗塞の発作を起こした人のほとんどに狭心症の発症歴があることから、狭心症発作があれば心筋梗塞の前兆ともいえます。
また、狭心症を引き起こす大きな要因に動脈硬化があることも忘れてはいけません。そのため、心筋梗塞の検査とは、狭心症・動脈硬化、さらにそのきっかけとなる成人病・生活習慣病・メタボリックシンドロームの有無を検査する事から始める事が大切です。


検査方法

検査の目的と種類

心筋梗塞の検査では、詰まりやすくなっている部分や実際に詰まっている部分、詰まり梗塞が起きている場所、さらに機能しなくなった心筋の有無や状態を調べる事が目的です。
まず、冠動脈CTや胸部エックス線で心臓の状態梗塞部分を確認します。
さらに、プローブを使った心臓超音波検査、心臓MRI、ガンマカメラとラジオアイソトープを使った心臓核医学検査、カテーテル検査で心不全の有無、心筋の機能を調べます。
また、発作が起こった後の約3日間は「急性期」といい、CCUなどで集中治療と経過観察、様々な検査が行われます。

心臓カテーテル検査(冠動脈造影検査)

冠動脈内の詰まっている部分は通常のレントゲンでは写してみる事が出来ません。そのため、カテーテルを挿入し冠動脈に造影剤を注入します。造影剤はレントゲンに移るため、血流が途絶えた場所を確認する事が可能になります。

治療後の検査

バルーンやステント等を使ったカテーテル療法は体に負担が少ない治療方法ですが、再発を防ぐために治療後も定期的な検査が必要です。
特にステントを狭窄部分に装着した場合、ステント内に血栓ができ塞いでしまう”ステント血栓症”を防ぐために免疫抑制剤の溶出タイプのステントを装着するケースも増えてきました。
しかし、薬の併用によって起こる副作用もあるため、治療後は1〜2週間ごとに血液検査などで状態を確認する必要があります。

治療方法

治療の流れ

発作の状態によっては心不全を引き起こしている場合もあるため、冠動脈の血流をより早く取り戻す緊急処置が優先されます。カテーテルを使ったバルーンステント、血栓を溶かす薬の投与、必要に応じて外科的手術が行われます。
また、心室頻拍や心室細動等と言った危険な状態になりかねない不整脈があったり合併したりする場合には、不整脈の処置も同時に行われます。
緊急処置の後状態が落ち着いてから再発の防止と予防、状態の改善の為、バイパス手術やカテーテル治療などの治療が行われます。

バルーン療法

カテーテル治療には、バルーンやステント、ロタブレイターなど、色々な種類と方法があります。
中でもバルーンは、検査にもよくつかわれる方法で、狭くなった部分を内側から押し広げる事で血流を改善します。
まず、カテーテルを太ももや腕の血管から冠動脈の梗塞部分に通します。カテーテル内部には細い針が設置されており、この針で狭窄部分を通過させます。貫通した所でバルーンを針に沿って進ませ、狭窄・梗塞部分で膨らませます。
粥腫潰れて血流が改善したら、針とバルーンを戻してからカテーテルを抜きとります。


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