プラス心臓病

むくみ・胸痛

むくみ・胸痛
むくみ,胸痛

胸痛は、重大な心疾患でみられる代表的な症状の一つです。また、むくみは心疾患と関係がないと考えられている事の方が多いのですが、血液循環が滞る事で起こる症状なので心疾患とも深い関わりがあります。
また、一言で「胸の痛み」と言っても現れ方や感じ方は人によってかなり差があります。中でも「放散痛」と呼ばれる、肩痛から胸痛や左胸、肩胛骨、あご、みぞおち、歯の痛みは、狭心症にみられる放散痛という発作ですが、心疾患のサインだとは思わない人も多いので心疾患の疑いがある人は特に注意が必要です。


むくみと心臓のトラブル

むくみとは

夕方にあると靴がきつくなったり、手足が張った感じになる事があります。これがむくみです。長時間立っていたり座っていたりするとこのように末端部分がむくむ「浮腫(ふしゅ)」が起こります。全身を循環している血液のうち心臓より上部分からは重力が血流をサポートしてくれますが、心臓より下の部分では心臓が静脈瘤を吸い上げる力の他末端部分の筋肉を動かす事で血流をサポートします。しかし、手足等の末端部分の筋肉を一定期間動かさないでいると血液の戻りが悪くなり、むくみが起こります。

むくみが起こる心疾患

むくみは体内の余分な水分や老廃物が正常に排出できない事によっても引き起こされます。特にむくみの症状がサインとなる心疾患には、心不全があります。心臓から血液を送り出すポンプ機能が低下する心不全が起きていると、血液を全身に送り出すだけでなく、静脈血を吸い上げる力も弱まります。そのため、長期間むくみが取れなかったり、症状がひどい場合には心不全のサインである可能性も高いのです。

心疾患以外のむくみ

心疾患以外では、肝臓や腎臓にトラブルや疾患がある場合にもむくみが表れます。腎臓や肝臓等余分な水分を排出する為の器官が正常に機能しなくなった場合や、血管障害がその代表的な病気です。
中でも、肝硬変や急性腎不全、腎炎などにかかると尿の量が急激に減少し、手足だけでなく顔等にもむくみが見られ、瞼が腫れぼったくなっているように見えることもあります。

重大疾患のサイン「胸痛」に注意!

胸痛に伴うキケンな症状

特に、生命維持の不安を感じるほどの痛みに襲われた場合には狭心症、心筋梗塞、心膜炎、胸膜炎、大動脈解離などがあります。
心臓の病気に関連した胸痛の場合、めまい、冷や汗、呼吸困難(息切れ)、動悸、手足や顔が青白くなったり紫になる(チアノーゼ)、嘔吐などの症状を伴っている事が多くあります。このような発作が現れている場合には、一刻を争うため救急車で直ちに病院へ運ぶ必要があります。

胸痛から考えられる心臓の病気

心疾患による胸痛には、強い圧迫感、締め付けられるような痛み、強い動悸に伴う痛み等があります。胸周辺に感じる痛みには、心疾患ではなく肋間神経痛もあります。しかし、心臓にトラブルが起きている場合には、痛みが徐々に強くなる、発作の間隔が短くなる、命の危険や不安を感じる痛みに襲われる、といった特徴があります。
また、狭心症の場合には、胸だけでなく肩や腹部、背中、肩胛骨、腕、歯、など広い範囲や激しくない痛み、ある一定の方向性を持って感じる痛みが特徴の「放散痛」だけが現れる事もあります。


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