プラス心臓病

心臓の役割り

心臓の役割り
心臓

心臓とは、24時間365日生きている休むことなく、生命維持に重要な働きをしている臓器です。不眠不休で働く心臓は、生命維持に必要な酸素や栄養を全身に運び、核器官や臓器で要らなくなった老廃物や二酸化炭素を回収しています。
この心臓や血液の通り道である血管に何らかの問題が起きると、痛みや息切れ、動悸等の症状が現れ”心臓肥大”や”狭心症””不整脈””スポーツ心臓”等の心疾患やトラブルの原因となります。


心臓の仕組みと構造

筋肉でできているハート型の器官

収縮と拡張を繰り返し、24時間血液を循環させている心臓は筋肉でできているハート型の器官です。その筋肉は電気信号によってコントロールされていて、1分間に約5〜6L、また、運動時にはその5〜6倍の30Lもの血液を全身に送り出しています。
体の中心からやや左の横隔膜の近く、左右の肺に挟まれるように位置し、一般的には握りこぶし大の大きさをしています。大き過ぎると心臓肥大で高血圧等の症状が表れますし、小さすぎると血液循環が上手くいかなくなる可能性が出てきます。

心臓へ栄養を運ぶ冠動脈

全身に必要な栄養や水分を運んでいるのは血管ですが、心臓自身も栄養や酸素を必要としています。心臓に必要な栄養や酸素を運ぶ為の血管は冠のように見えることから「冠動脈」と呼ばれています。冠動脈は、心臓の動きに合わせてその時必要な酸素や栄養を常に供給していますが、激しく運動した時や興奮した時等、収縮回数が急激に増加した際に備えて、予備の機能ももっています。
この冠血流予備能力は、10〜20代の間に能力のピークを迎え、その後は徐々に機能が低下していきます。

4つの部屋と4本の血管

分厚い筋肉の壁の内側には「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」4つの部屋があり、それぞれが弁や心筋という分厚い筋肉の壁で仕切られています。
右心房には、上半身から全身に血液を戻す為の「上大静脈」と下半身から戻すための「下大静脈」がつながっています。戻ってきた血液は、右心室からつながる「肺動脈」を通り酸素を含んだ状態で左心房につながる「肺静脈」を通り左心房から出ている大動脈を通って全身へ送られます。

ポンプ機能のメカニズム

電気刺激で動く心臓

拡張・収縮を繰り返しポンプのように血液を循環させている為、心臓は電気信号によってその動きをコントロールされています。
この電気信号システムは、右心房の上部大静脈の近くにある洞結節という特殊心筋が、拡張・収縮作業を行う作業心筋に対して電気信号で指令を出すという仕組みで成り立っています。
洞結節で発生した電気刺激は、心筋内にある電線の役割をする心筋を通り、房室結節に集められます。ここから信号全体へ規則正しいリズムや刺激が伝わり、心臓は収縮と拡張を規則正しく行うことが出来るのです。

心臓の動きをみてみよう

洞結節で発生した電気刺激は、右心房・左心房の筋壁に伝わります。この刺激を受けて右心房・左心房は収縮し、それに伴って心房から心室へ血液が流れ込みます。血液が一定量流れ込む頃に心房に伝わっていた電気刺激が房室結節から、その先にあるヒス束に伝わります。
ヒス束は中央の心筋壁を通り左右にわかれて心室に刺激を伝える電線のような役割をしています。
この刺激を受けて心室が収縮し、肺動脈・大動脈に血液を送ります。その後、大動脈弁・動脈弁が弛緩します。これを繰り返しているのが心臓の動きです。


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